北祐会神経内科病院は1982年北海道で初めて神経内科単科の病院として発足しました。
入院患者の7割以上が神経難病の患者さんですが病院全体は明るく元気です。入退院を繰り返す全道各地からの患者さんたちが、体調をくずして入院したにもかかわらず、患者さん同士や病院スタッフと再会を喜び合う光景がよく見受けられます。

 慢性進行性の疾患の為、日々の何気ない暮らし、起きる、寝る、歩く、食べる、排泄する、入浴する、整容を保つ等々に少しずつ不自由さを生じ、やがて大きな障害に至らんとする患者さんに、その時々の患者さんの持てる力を最大限に発揮してもらいQOL(Quality Of Life)の高い生活の整えをすること、まさしく看護の基本である「療養上の世話」と「対象となる人が持っていたその人なりの健康な生活リズムに整えて行くための自助力への働きかけ」が私たち看護師の中心的業務です。