こんにちは。2階病棟看護師です。
皆様カラスはお好きですか?カラスというと縁起が悪い、不気味、ゴミを漁る、汚い、怖いといった悪いイメージが先行しがちかと思いますが、神の使いとして縁起がいいとされることもあり、中でも日本神話に登場する3本脚の八咫烏は有名です。
そんなカラス、私の自宅の窓から隣家の屋根や電線にとまってるのをよく見かけるようになり、何となくかわいく思い、興味もわいてカラスの本を読んだりしていました。その本にはカラスが賢くて人の顔を覚え、それは親から子供にも伝わるとか、雛の生き残れる可能性がとても低いとか、カラスの習性や生態が書かれていました。同僚によると、自転車に乗ったおじさんがカラス2羽に襲われていたのを見た、自転車で走行中に頭にカラスがとまった、カバンからおやつを盗られたなど、カラスエピソードは多く、身近な野生動物として嫌いじゃなかったのですが、先日、病院からの帰り道の公園でカラスからの蹴り、通称カラスアタックをお見舞いされました。
カラスは5月下旬から7月上旬頃までが繁殖期で、この時期は雛を守るため親カラスは攻撃的になるので要注意とされます。急な攻撃もありますが、威嚇としてガーガー鳴いたり近くに来たりの行動があるそうですが、その日は夜勤明けだったのでぼんやり歩いていてカラスからの警告に全く気付けず、パッと近くにカラスがとまったのが視界に入ってバチッと目が合った瞬間、ようやくそのカラス以外に樹上からもガーガーとカラスの威嚇が聞こえました。そのまま通り過ぎようと歩き続けましたがカラスとしては見逃せなかったようで見事なアタックを数回繰り出し、アタックが止んでもしばらくガーガー聞こえていました。血が出たかと思うほどにヒリヒリ痛かったのですが傷にはなっていませんでした。
カラスのことは嫌いじゃないし、そんなに蹴らなくてもいいじゃない、と攻撃されたことに心も痛かったのですが、そういえば、「カラスにとって人間は脅威なので襲う」「カラスからの攻撃を避けるには危険な時期には近づかないが一番」と本に書いてあったことを思い出し、たぶん近付かないよう威嚇して鳴いていただろうに気付きもせずぼんやり通って余計なストレスを与えてしまったことに申し訳なく思い、野生動物との共存は難しいと感じました。ちなみに、カラスからの攻撃を避けるには両手を上に高く上げる、傘をさす、帽子をかぶるといった方法もあります。お試しください。