適応能力

2歳過ぎた娘が公園で転倒し左肘あたりを骨折しました。
シーネ固定。包帯でぐるぐる巻きです。
とにかく動かさないことを命じられ、肌着を改良して胴体に巻き付け固定。走り回るのを制止したり、ダメなことが増えたため、何度か「はずしてよ~!」と泣き叫んだり、片手しか使えないことにイライラしておもちゃを投げつけるなどしていました。左腕も動かしたり、体重をかけようとしたり。
私も子の看病に慣れずバタバタ。
それを見ていた夫が、割り箸を持って娘のところに行きました。何をするのか見ていると、絵を描きながら骨折の説明をしています。夫「イタイイタイの手を大事にしないと骨がバキッと折れるんだよ」と言った瞬間、割り箸をバキッと折りました。娘は放心状態。それ以来状況が理解できたのか、動かさないようにしたり、高いところに上らないようにしたりして、
「元気な手で左手、なでなで~」としています。

2歳、動きたい盛りの娘は器用に遊んでいて、今まで両手で持っていたコップも片手で持てるようになりました。足で挟んで物を取るのも上手になりました。
娘の適応能力と話が理解できるようになってきたこと、夫の発想に感心しきりです。
骨折からちょうど1か月。現在はシーネを外して肌着で左手を保護し、保育園にも通い始めました。
あと少し事故無く早く治るように祈るばかりです。

骨折って、本人はもちろん家族や周りも大変なんですね。身をもって実感しています。
みなさまも転倒・骨折には十分お気をつけくださいね。

  

入退院支援室 山間