CIDPシンポジウム

薬局の北條です。

先月、CSLベーリング主催のCIDPシンポジウムが東京でありましたので勉強してきました。

CIDP(慢性炎症脱髄性多発根神経炎)とは末梢神経が障害されて、筋力低下や感覚障害(しびれ・痛み等)が起こる疾患です。
治療方法としては免疫グロブリン静注療法(intravenous immunoglobulin;IVIg)や副腎皮質ステロイド療法がありますが、免疫グロブリン静注療法は副作用が少ないと言われており、当院でも多くの患者さんがこの治療を受けておられます。通常、5日間の免疫グロブリン静注療法を受け、その後、必要に応じて維持療法と言われる3週間おきに1から2日間で免疫グロブリン静注療法を受けられます。もちろん患者さん個々人で病気の進行、治療効果に違いがあるので維持療法とならない場合もあります。
 さて、今回のCIDPシンポジウムではCSLベーリングから発売される「ハイゼントラ皮下注」という医薬品が注目されていました。ハイゼントラは維持療法のみとなりますが静脈注射ではなく、皮下注となり、自宅で自己注射できるのが特徴です。皮下注とは皮膚と筋肉の間にある皮下組織という場所に注射します。また、投与時間も大幅に短縮することができます。

 この病気の患者さんはお仕事をされている場合も多いです。免疫グロブリン静注療法では病院に入院、あるいは外来で長時間点滴を受けなくてはなりませんでしたが、もしこの薬が使えるようになれば、自宅で自己注射することによって症状を維持することが可能となります。当院でも今後使用予定となっています。ご不明な点は当院医師に相談して下さい。


シンポジウム会場は東京タワーの近くのホテルで行われ、帰る日は雲一つない快晴で気持ち良い日でした。
東京タワーすぐの芝公園はアジサイが咲いていてとても綺麗でしたよ。