後世に残したい祝辞

こんにちは、検査課日向寺です。先日右足の薬指を骨折してしまいました。整形に行くとくるっとテーピングを巻かれただけ。外見に何ら変わりなく誰からも気づかれない骨折生活を送っている今日この頃、ネットニュースに気になる記事を発見しました。

 先日行われた東大の入学式で上野千鶴子さんが述べた祝辞の内容が私の心に刺さったので抜粋してご紹介致します。

 『あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
 あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。』

※東京大学HPより抜粋

 祝辞の全文は東大のHPに掲載してあるので興味のある方は読んでみてください。
上野千鶴子さんは女性学の第一人者で祝辞には性差別のことも述べています。全文読み終わってたくさんの人にこの内容を見てほしいと思いました。

『あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。』

 今の現代社会にこの言葉は刺さりますね。

ロゴは東京大学HPより