『栄養課だより No34』

皆さんこんにちは!栄養課工藤です。

先日の記録的猛暑は5月とは思えない暑さでしたね。暑さに弱い私は冷たい飲み物ばかり飲んでいました。

当院が専門としている神経難病では、飲み込む機能が低下してむせやすくなったりといった症状が多くみられます。水やジュース等の液体は最もむせやすいものですが、脱水症状を起こさないよう暑い夏は特にこまめな水分補給が大切です。

むせ予防のためには、とろみ剤という粉末を飲み物に加えてかき混ぜ、左の写真のようなゆるいあんかけ状にするとだいぶむせにくくなります。

 

そんなとろみを自動で付けてくれるというカップ式飲料自販機が開発され、昨年11月にその第一号が東京都内の病院に設置されました。

カップ式の自販機にはよくコーヒーに砂糖やクリームを加えるボタンがありますが、この自販機には更に「とろみボタン」が付いています。


そして、そのとろみの濃度も、好みや飲み込む機能の状態に合わせて「薄い」「中間」「濃い」の3段階から選べます。
飲み物の温度や種類によってはとろみの付き方が違ってくるのですが、そのあたりも大学等研究機関の協力を受け研究を重ね、約2年かけて開発したそうです。
かき混ぜ方次第ではダマが出来たりもしますが、機械が自動で均一にかき混ぜてくれるので心配ありません。

現在のラインナップは、コーヒー・カフェオレ・ココア・緑茶で、いずれもホットとアイスがあるようです。飲み込む機能が低下していても、外出先で安全に美味しい飲み物で水分補給をしたりホッと一息つけるなんて嬉しいですよね(^^)

開発した会社の一般的な自販機は北海道にもあるそうなので、道内にとろみボタン付き自販機が設置されるのもそう遠くないように思います。
期待しましょう!