コーヒーとパーキンソン病

薬局の北條です。

 私はコーヒーがとても好きで毎日飲んでいます。ほとんどブラックコーヒーでたまに牛乳を入れたりします。職場ではネスカフェのインスタントコーヒーを飲んでいますが、休日はペーパードリップで淹れたり、カフェでコーヒーを飲んだりします。


写真はスタバのラテと石窯フィローネ ハム&マリボーチーズです。休日の贅沢としてこのパンは美味しいのでオススメですよ。

コーヒーを飲むようになったのは働き始めてからで、飲む回数が増えたのもストレスからかもしれません。

 さて、真っ黒でいかにも身体に悪そうなコーヒーは身体に良いのか、悪いのか、色々な研究がおこなわれています。
コーヒーの主な成分はカフェイン、クロロゲン酸類(コーヒーポリフェノール)等。カフェインは覚醒作用があることは有名ですが、気管支拡張剤のテオフィリン(商品名:テオドール錠®)と成分が似ているため、弱いながらも気管支拡張作用を有することから呼吸器機能の改善効果があるのではないかと言われています。また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸は血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用があるといわれています。

下の図は国立がん研究センター社会と健康研究センターのホームページから拝借してきた図です。


コーヒーを摂取する群において、全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減少していることを示唆しています。この研究ではがんに関連する差はみられませんでしたが、他の研究では肝がん、膵がん、女性の大腸がんと子宮体がんのリスク低下との関連が示唆されています。

次に当院に関係するパーキンソン病に関連した内容をみていきましょう。パーキンソン病は中脳の黒質のドパミン神経細胞が減少することにより発症します。そこでその減少を補うレボドパ製剤(マドパー錠®など)を使ったドパミン補充療法が治療の中心となります。

下の記事はネスレのホームページ上にあるコーヒーと健康のインタビュー記事です。
https://www.nestle.co.jp/asset-library/documents/nhw/interview15.pdf
順天堂大学の服部先生のインタビュー記事がありますが、コーヒーを飲まない人に比べて飲む人ではパーキンソン病発症のリスクを有意に低下させること,コーヒー3杯/日程度で最もリスクが低下することを報告しています。また、そのメカニズムは明らかになっていませんが、ドパミン神経細胞変性の保護作用を発揮する可能性が考えられるとのことで、それが本当なら面白い話だと思います。

コーヒーは昔から色々研究されているようですね。しかし、私は健康に良いから飲むというのではなく、コーヒーの香りも含めて飲んだときのホっとする感じが好きだから、これからも飲み続けていこうと思います。