見えぬ敵との我慢比べ?いやいや…

こんにちは、リハビリテーション部理学療法士の坂野です。最近、昔の友人に会うと決まって「太ったね、どうしたの?」と言われてしまいます。「そんなことないわぃ!」と心の中では叫んでいるのですが、実際には入職して十数年で10kg以上太っているので、「…そ、そうだね。」としか返せない自分の恥ずかしさと言ったら…。普段、お酒はそんなに飲みませんが、甘い物やジャンキーな物を我慢できず食べてきた結果がこれです。食との我慢比べにはほぼ全戦全敗です。

リハビリテーションの専門家として、日々患者さんと一緒にリハビリしていると、皆さんも病気との我慢比べをしていることに気付きます。患者さんは「リハビリをしないと悪くなるから…」と汗を流しながら、本当に一生懸命にリハビリをして下さっていますが、この十数年の中でもリハビリを継続することができずに、残念ながらリタイアされた方々も少なからず見てきました。

「リハビリは我慢比べでしょうか?」

神経難病の方々にとって、聞き慣れないご病気や進行する病状は見えぬ敵です。見えぬ敵との戦いは、誰しもが苦労し不安になります。その敵とは何でしょう??

自分の症状が、自分の筋肉や関節が硬さなら目に見えます。ただし神経難病の多くの場合は、疾患特有の神経基盤が障害されます。これはなかなか目に見えません。また疾患由来の症状に加えて、その方特有の長年のクセが病状を進行させる可能性もあります。そんな将来もなかなか目には見えません。

そこで我々リハビリテーション専門家の登場ですっ!神経難病のリハビリの本質は、筋トレやストレッチをすることではなく、一番重要なのは自分の戦う相手を明確することだと思います。「自分は転ばないからまだまだ大丈夫」と思っていても、その方特有のバランスの取り方が症状を加速させることもあります。だから我々は戦う相手とその戦い方をご指導するのが仕事です。そうすれば敵ではなく、いい仲間になってくれるはずです。

…と、この文章をコーラ片手にハンバーガーとポテトチップスを食べながら書いている自分といったら…。糖分・脂質という見えぬ敵(というよりも見て見ぬふりの敵)との我慢比べはもうしばらく続きそうです。