『利尻・礼文の難病検診に行ってきました』

こんにちは。相談室の小林です。先日、利尻・礼文島に医師と理学療法士とソーシャルワーカー3人で行き、検診事業に参加してきました。この利尻礼文3町難病訪問検診への当院の参加はもう20年以上続いているもので、地域に専門医がおらず、島から出て医療機関にかかることも難しい、神経内科の診察が必要な人たちや診断後の治療に対してのアドバイスが必要な人たちを地元の保健師さんたちと協力して訪問診療してくる年に1度の機会です。個人的には一度島に旅行に行ったことはありましたが、この事業への参加は初めてだったので少し緊張しながらいってまいりました。

今回は、初日から台風が来る前ではありましたが飛行機が利尻島に着陸できないかもしれない・・。2日目は礼文島の訪問で、帰りのフェリーがでないかもしれない・・。3日目はミサイル発射の島内放送が朝から聞こえてきて・・等々いろいろなこともありましたが、無事診察予定されていた患者、家族の方々には会うことができ、地域で支える保健師さんや医療・福祉のスタッフの皆さまと一緒に診療や情報交換をしてきました。今回は盛りだくさんのスケジュールの中、その他にもパーキンソン病の勉強会の開催や地域の皆さんとも交流することもできて貴重な経験をさせていただきました。本当に島の皆さまにもお世話になりました。最終日の3日目はようやく晴れ、きれいな海や念願の利尻富士もこのようにみることもできて有意義な出張となりました。