「こだまでしょうか、、、」

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。

この文言は童謡詩人、金子みすゞさんの詩の一文です。一時期、某CMでも使われていたので、皆さんにもなじみが深い詩だと思いますが、先日この詩を深く考えさせられることがありました。
その日、独身時代より一人飲みに精を出していた私は「のれんはググるな!くぐるんだ!」という名言と出会い、まだ見ぬ場末の居酒屋探しへ繰り出したのですが、これが大失敗。のれんをくぐるなり飛び込んできたカラオケの四文字と「誰だこいつ」というような女将さんの視線に耐えて一時間ほどで席を立ってしまいました。

安くはない飲み代を払い、トボトボと夜風に吹かれ酔いをさましながら帰宅する際中に浮かんできたのが、金子さんの詩だったのです。
「カラオケの字を見て不味いだろうと決めつけて食事をしてなかっただろうか。」
「不審がられたことに腹を立てて酒を不味くしてしまったのではないか」
他人は自分を映す鏡、笑顔で接すれば笑顔に、不機嫌な顔で接すれば不機嫌になっていくものなのではないでしょうか。

私たち総務部は窓口業務、電話対応業務など患者さんと初めて接する仕事がたくさんあります。体調が悪く、不安を抱えてらっしゃる患者さんが少しでもほっとするような。患者さんの心が温かくなるような接遇を心掛けたいものです。
さあ、今日も笑顔で飲みに行こう!って、あれ?

総務部 濱田祥蔵