その人らしい豊かな生活が送れる事を目標としています

 現在の体制は平成11年から理学療法士2名で開始しました。現在まで徐々にリハビリのスタッフを増員し、現在は言語聴覚士、作業療法士も在籍しています。
 当部の特徴は、スタッフルームが1つである事、各病棟にリハビリ室がある事です。PT、OT、STが朝礼や事務作業を1つのスタッフルームで行っています。スタッフ間のコミュニケーションが行いやすい事や患者さんの身体症状や精神状況などその日の情報を共有しやすい事、すぐに対応できる事がとても良い所です。

 カンファレンスは全患者さんを対象に週1回開催されております。リハスタッフの他、医師、看護師、医療ソーシャルワーカーが参加しており、患者さんとご家族を中心にした医療を展開できるよう話し合われています。

 リハビリはリハビリ室だけで行われるのではなく、病室や廊下、階段、トイレ、洗面所、屋外など患者さんの生活場面に出来るだけ合わせて行えるようにプログラムを立てています。基本動作練習、日常生活動作練習を行い実生活に反映できるようにしています。
 理学療法と作業療法は月曜日から土曜日の週6日間、言語療法は月曜日から金曜日までの週5日間行われています。さらに、理学療法は月曜から金曜日まで外来リハを行っております。

地域ケアについて学び、顔の見える地域ネットワーク作り

 神経難病の患者さんは症状の進行、廃用障害などにより入院を繰り返すことが多くなります。神経難病は現在の医学で治癒することはありませんが、リハビリテーションでは先ほども述べましたように、患者さん個々の身体症状や生活環境に合わせてリハビリメニューを作成し、運動機能、言語機能、生活能力を最大限に引き上げ、その人らしい豊かな生活が送れる事を目標としています。円滑に生活が送れるように、ご家族の介護負担を軽減することや生活環境の工夫をすることもお手伝いしております。

 自宅へ帰られる患者さんへは、入院という特殊な生活から実生活にスムーズに戻れるようにケアマネージャーさんや訪問看護師さん、ホームヘルパーさん、リハビリスタッフの方々に入院中の情報を提供し連携を取るようにしています。在宅スタッフを病院に招いて合同カンファレンスを開催し、より詳細に病状や退院後のケアについての情報交換をおこなうこともあります。

 リハビリテーション部では西区在宅ケア連絡会に積極的に参加し、地域ケアについて学び、顔の見える地域ネットワーク作りを大切にし、地域に貢献していけることも目標としています。

 難病を患った皆さんの役に立てるように、明るく楽しいリハビリ室造りと人材育成を目指しています。

北祐会ブログ「リハビリテーション部」バックナンバー