やってみないとわからないことだらけ

私事ですが、医療用のかつらに髪の毛を寄進しようと思い、髪を伸ばしております。鏡に映る自分の珍妙な姿にも慣れてきた今日この頃です。伸ばし始めた時には「伸びたら後ろで縛ればいいのだろう」と安直に思っておりました。しかし、実際に伸びてくると色々と面倒なことだらけでした。まだ全ての髪が後ろまで伸びていませんので縛っても前の方はばっさりと顔に落ちてきます。仕方なく小さなクリップで留めていますが、時間とともにやはり髪が顔に落ちてきます。うむむ・・・ クリップをつけて人前に出るだけで抵抗感が強く逡巡しましたが、恥を忍んでクリップをつけても解決しません。もっとも、普通の男性が行っているように整髪料をつけたりドライヤーで整えればよいのでしょうが、面倒くさがり屋のためハードルが高いです。

 そんな私の事はどうでも良いのですが「何事も実際にやってみないとわからない」ということで、リハビリにも言えることかと思っております。リハビリが必要な病気になっても、なかなか、皆さんリハビリをしたがりません。「まだいいかな・・・」「そのくらいは出来るよ」などなど。しかし、実際に取り組んでみて初めてわかることも多いです。そして、そこから得られることも大きいかと。例えば、杖が代表的かもしれません。杖を使うことが難しいと知っている方は余りいません。ただの一本の棒なのですが、これが意外に難しいです。最初は歩いているうちに杖を折りたたんだ傘のように持ったままになってしまうことも多いです。どうでしょう、リハビリに消極的な方々。余り構えずに始めてみませんか? 現状を大きく変えられる訳ではありませんが、きっと今まで気づかなかったことや新たな発見があり、日々の生活に役立ってゆくはずです。
 無駄に前半で紙面を浪費しましたが、細かい事は気にしない!? お待ちしております。気軽にまず一歩を踏み出しましょう。

                                        相馬広幸

栄養課

前の記事

『栄養課だより No.23』
医事課

次の記事

お盆休み・・・